ワイン備忘録 2014/9/30 vol.2

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産地 :コート・ド・デュラス、ボルドー(Cote de Duras)

品種 :ソーヴィニョン・ブラン(Sauvignon Blanc)

生産者:シャトー・ラフォン (Chateau Lafon)

醸造年:1989年

価格 :2,000円くらい?

購入元:カーヴ・ミツクラ

 

非常に熟成の長い白ワインという点で、以前にご紹介したシャトー・カラギスのワインと類似している。しかし、カラギスのワインがグルナッシュ・ブランであったのに対し、今回のワインはソーヴィニョン・ブランで作られている。ソーヴィニョン・ブラン特有の香りというのを期待していたが、若いワインと違ってあの清々しい香りを感じ取るのが難しくなっている。一方で、樽の香りというのを強く感じる。

 

しかし、別にそれが悪いという意味ではなく、熟成されたワインというのは若いワインとは趣が違うのだな、と勉強になる。味わいからすると、非常にこなれた甘味と酸味のバランスが存在し、尖った香りというのもなく、樽のやさしい香りがするという印象だ。正直、若いソーヴィニョン・ブランと飲み比べたら、同じ品種だとは思えないだろう。

 

今回は料理との食べ合わせを行っていないが、このワインの味わいからすると、オールマイティーに色々な食材に合わせてくれるだろうと思う。中々良い経験をさせてもらった。